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質疑:ビッグデータ分析におけるAI活用について


今日は、ビッグデータ分析におけるAI活用について質疑した内容を書いていきます。

質疑の概要

これは、既に生活保護のビッグデータ分析や自動車ブレーキ情報のビッグデータ分析などに着手している大阪市のICT戦略室に対して、めっちゃいいことやってると思うけど、今後こういうのってメッチャ需要が増えると思うし、アナリストの人的資源が枯渇することが一部では予測されていることから、分析作業そのものをAIに担わせていくというアプローチも現段階から考えておいたほうがいいよねという提案をした質疑です。

詳しくは質疑の動画をご確認ください。

質問:現状について

ICT戦略室では、先の予算市会で「職員の知恵袋」として、AIの導入を挙げられていました。
現在どのような進捗状況かお聞かせください。

答弁:現状について

今年度、戸籍事務における職員支援を目的として、AIの活用に取り組んでいるところでございます。総合評価方式における入札を経て、9月に事業者を決定し、現在、AIの開発に着手したところでございます。今後のスケジュールにつきましては、来年3月に東淀川区、浪速区の2区において試験導入を開始し、その後1年間、実際の戸籍業務においてAIを活用し、効果検証を行っていく予定でございます。

そうなんです、我が東淀川区に試験導入されるのです。笑

質問:ビッグデータ分析におけるAI活用について

AIは現在、世界中で開発が行われており、次々に新しい技術が生み出されています。
ICT戦略室は(先日の我が会派の藤岡委員から質疑されたように)ビッグデータ活用に取り組んでいますが、大学、研究機関との連携について議論されていました。
もちろん、大学、研究機関との連携は大いに進めていただきたいのですが、私が会派で立ち上げた最先端ICT都市PTにおいて調査した中で、AIをビッグデータの分析に活用する開発も進められており、ベンチャー企業も生まれていることを知りました。

今後は、ビッグデータの活用はさまざまな場面で多岐にわたることが予想されます。その際に、すべて大学の教授や研究室をあてにしていると、いずれ人的資源も枯渇していくことが予想されます。

そこで、ビッグデータ分析にAIを活用していくことも検討すべきだと考えますが、いかがでしょうか。

答弁:ビッグデータ分析におけるAI活用について

現在、職員の業務支援として取り組んでいるAI活用は、大量の文書から最適な回答を見つけ出す「検索」の役割を担うものでございますが、ビッグデータの「分析」をAIで行うことは、人的資源の面からも有効であることに加え、これまで見つからなかった法則の発見などを通じて、活用の幅を広げられると考えられますことから、委員のご指摘をふまえ、今後、ビッグデータの分析におけるAIの活用について調査、研究してまいります。

早い段階で動いていってもらわないといけないですね。

要望

大阪市は一部では最先端ICT都市と既に評価されていたりしますが、世界的に見れば日本は国レベルで遅れています。
エストニアなど、ほぼ電子政府を実現できている国もあるのが実情なので、日本国内での立ち位置に満足していてはいけない。

海外自治体や民間事例などから学ぶ点は多く、そういう角度からの提案をするために、維新の会の中で最先端ICT都市PTを作りました。
世界に誇る、最先端ICT都市になっていくために今後も提案・質疑をしていきますので、関係各局のご協力、よろしくお願いいたします。

これで、一般決算特別委員会で僕が行った質疑シリーズは終了です。
いやぁ、ICT関連ばっかりでした。笑