この記事が出た後、LINE側から僕に連絡がきて「記事見たんですけど、大阪市からなにも連絡きてません。どうしましょう?」とのことだったので、大阪市とLINE社の共通窓口として両者をつなぎました。あれから半年、やっと形にすることができたということで僕もホッとしてます。https://t.co/qmGeWj8VsY
— 杉山みきと@大阪市会議員(東淀川区:大阪維新の会) (@GoaRICK) 2018年12月20日
具体的にはなにがどうなるのか
大阪市の公式LINEが同時に発表されたので「それだけ?」って思う人がいるかもしれないので、書いていきます。
本命は、役所幹部間の情報共有
そんなもんLINEでグループ作ればいいやんって思いがちですが、プライベートアカウントとは紐づけたくないという声も実際に出てくるので、LINE WORKSを利用して構築したグループ内に、市長を含む役所幹部が集結。
これにより、災害時に迅速に役所幹部間で情報共有できる体制を構築することが出来ました。簡単、カンタン。
で、そのグループ外の人は大阪市の公式LINEと友だちになっておいてもらえば、災害対策本部が決定した事項を迅速に受け取ることができますよ。みたいな話です。
更に、AIでネット上の情報を収集・選別
というようなことをしたいということで、NICTも連携協定メンバーに入っているのですが、ちょっとここについては僕は今後ちゃんと確認していかなきゃいけないなと思ってます。
というのも、どうやらこれからそのシステムを作っていくっぽいんですよね。でも、そういうの既にやってるとこがある。例えば、FASTALERTとか。
別にNICTを叩きたいわけでもなんでもなく、別にゼロから作る必要ないんじゃね?(その作業もしかして無駄じゃね?)ということなんですよね。FASTALERT的な存在が連携協定メンバーに入ってるほうがしっくりくるというか、普通そうあるべきなんじゃないのかなと。そこは現時点で僕が抱いてる疑問点です。近日中に担当部署に問い合わせてみます。
[追記:問い合わせてみました]
NICTはすでにD-SUMM、DISAANAというシステムを作って公開してました。LINE側からチョロっと聞いてた話では、「今はまだ試験的なものしかないので、これからすごいのを作る」みたいに聞いてたので、これから作るんかい!って感じだったのですが、それはまた別の計画のようでした。
国の機関ということもあり、システムを無料で利用できる(公開されている)というのも大きいようです。まぁ、確かにそれはそうだし、NICTのシステムもちゃんとアップデートされていると職員から説明を受けましたので、それを信用します。
なんにせよ締結できてよかった
僕が大阪市とLINE社の橋渡し役になったということもあり当初から進捗について気にしていたので、結構難航してたのを知っています。それでも、このような形で締結に至れたことを嬉しく思っています。関係各所の皆様、お疲れ様でした。ここからがスタートですし、この案件は僕が所属している財政総務委員会マターでもありますので、きっちりチェックしますよ。