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大阪周遊パスについての質疑後半


前回に引き続き、大阪周遊パスの質疑の後半部分を紹介します。
▶大阪周遊パスの公式ホームページはこちらから

質疑の概要

以下、大阪周遊パスについて行った質疑の概要を記載していきます。
割と端折って記載していきますので、詳しくは質疑の動画をご確認ください。

質問:無料利用可能施設について

さて、今日は経済戦略局の方にも来ていただいています。
続いて、大阪周遊パスの施設掲載関係についてお聞きしていきます。

この大阪周遊パスを持っていたら無料で利用できる施設というものがあり、これまた結構な数がありまして、その施設は軒並み外国人観光客であふれているという状況にあるようです。

このあたり、
・どういう状況なのか
を改めてご説明ください。

答弁:無料利用可能施設について

大阪周遊パスを使った利用者が最も多い施設は大阪城天守閣となっており、この他には、梅田スカイビル屋上にある空中庭園展望台、梅田や天保山にある観覧車、道頓堀川などを船の上から楽しめるとんぼりリバークルーズ、通天閣、大阪くらしの今昔館などが、人気が高くたくさんの観光客の方にご利用いただいています。

実はスーパー銭湯も無料利用可能施設に含まれてます。
・なにわの湯
・スパ住之江
上記2施設ですが、こちらも大変人気で混み合っているようです。

実際、僕も何度か「なにわの湯」で、身体を洗うのに並ぶという現象に遭遇していますw

質問:掲載可能施設の範囲

やっぱり大阪周遊パスの効果で無料施設にはどんどん外国人が集まっている。

最も周遊パス利用者の多い施設は大阪城天守閣ということだったんですけど、私も先日行ってきました。本当に多くの外国人観光客が訪れていました。
しかも、あれ普通チケット売り場でチケット買うのに並ばないとダメなんですけど、大阪周遊パス持ってたら、チケット買う必要ないからそのへんもスルーできるというのが、これまた便利でした。

あと、大阪くらしの今昔館。ここもすごかったですね。
着物に着替えることができるサービスがあって、昔の日本の町並みが再現された空間を歩くことができるようになってました。やっぱり、自国以外の文化に触れて感じるというところがウケているんだろうなぁと思いました。

こういった施設を巡ってもらえる仕組みとして本当に素晴らしいパスだと思っているわけですが、同時に課題もあるなと思っています。

冒頭から述べております通り、来阪外国人観光客数は東京よりも凄い伸び率なわけで、これからも増えることが予測されているわけです。大阪周遊パスの利用者数も増えていってますし、これからも増えるでしょう。

ただ、そうなってくると、無料利用可能施設の混雑率の問題も出てくると思うんですよね。選択肢が増えないと、パンクしてしまうというパターンも今後出てくるかもしれませんし、選択肢が増えればそれだけ大阪周遊パスの価値は高まっていきます。

そしてその結果、より広範囲に恩恵をもたらしていくことができるわけですよね。

というところでお聞きしたいんですが、
・掲載可能施設の範囲、エリアの基準は存在しているのか。
という点をご説明ください。

答弁:掲載可能施設の範囲

大阪周遊パスは、平成13年度のUSJの開園に合わせて広く市内を周遊してもらうために、大阪市が始めた事業であることから、主に大阪市内エリアが対象となっており、利用可能な施設は、周遊パスが利用できる鉄道駅から徒歩圏内の施設としている。

まぁそりゃ普通に考えれば大阪周遊パスですから、京都や奈良の施設が掲載されるわけないというのは当然ですし、大阪府内であっても、大阪周遊パスの行動範囲を超えるような場所の施設を掲載しても、意味が薄れていくというのも当然そうだろうと思います。

質問:南海堺駅について

はい、今ご答弁がありました通り、周遊パスが利用できる鉄道駅から徒歩圏内の施設ということでありました。
そこで、移動できる範囲を眺めていてもらうと皆様もお気づきになると思うんですが、御堂筋線で「なかもず駅」まで行けますし、1日券の行動範囲内に南海の「堺駅」が含まれていますよね。
例えばこの、南海の「堺駅」から徒歩圏内に「さかい利晶の杜」という観光施設があります。ホームページとか見てたら、茶の湯体験とかもありますし、これは大阪くらしの今昔館みたいな感じで、日本の文化を体験できる施設として外国人観光客にウケるんじゃないかなぁと思ったわけなんですよ。

大阪市内から離れるんで、メインの観光スポットからは距離を感じるかもしれませんけれども、実際、僕が先日案内した外国人観光客の場合ですけれども、一番最初に行きたいって言った場所が「住吉大社」でした。

そこからなら割とすぐに行けますし、これは可能性を感じざるを得ないなと。

現在の大阪周遊パスの無料利用可能施設の一覧を見ていても、掲載されていておかしくないというか、特に違和感も感じないような観光施設に思いますが、現時点では掲載されていません。

このあたり、どうなんでしょうか。

答弁:南海堺駅について

「なかもず駅」や「堺駅」は、大阪周遊パスが利用できる鉄道駅になるので、駅から徒歩圏内であれば、堺の観光施設であっても、利用対象施設として含めることが可能である。
現在、堺市にある観光施設は、大阪周遊パスで利用できる施設に含まれていないが、利用対象施設への組み入れを検討するよう大阪観光局に働きかけてまいりたい。

特に、大阪市内に限っているということでもなく、現行のルール上でも含めることが可能という回答だったんです。
是非とも、堺の施設も掲載できれば、堺市にも外国人観光客が流れていきますし、これは大阪全体として考えればとっても良いことなんじゃないかなぁと思いませんか??

質問:さかい利晶の杜について

先ほども述べました通り、大阪周遊パスでの行動範囲が広がるってことは、大阪周遊パスそのものの価値も高まっていくことにつながります。

この、「さかい利晶の杜」を無料利用可能な施設に含めることは、自分で提案しておきながら言うのもあれなんですけど、大阪全体が盛り上がっていくことに大変貢献できる素晴らしい案なのではないかと思っています。

ただ、これまでやり取りしてた感じ、割と受け身なんですよね。
要望があれば検討します的な。そんな空気を感じます。
そこで確認しておきたいのですが、

・ラブコールはこれまで堺側から来ていないのでしょうか。
・それとも、来ているのにも関わらず今までは断っていたのでしょうか。

教えてください。

答弁:さかい利晶の杜について

これまで、堺市の施設を掲載することに関して、堺市側から呼びかけがあったとは聞いていないが、そういった話があれば、大阪周遊パスの利便性向上や大阪全体の活性化にもつながることなので、大阪観光局と連携し前向きに検討していきたい。

というわけで、大阪市としては受け入れ体制はあるけれども、そもそも堺側からのアプローチがないということのようでした。
大阪周遊パスは年間120万人が利用していて、外国人はそのうち100万人程度と見込まれているわけですから、「さかい利晶の杜」が大阪周遊パスに掲載されたらいいのになぁと思います。
そしたら堺にも外国人観光客が流れて、大阪全体が活性化して、周遊パスの魅力も高まって、僕もスーパー銭湯で身体を洗うのに並ばなくて済むかもしれませんね!笑
※そのためには、あと何個のスーパー銭湯にもご協力いただきたいところです・・・笑