本当は質疑の内容とか、市政報告会のこととか、色々書かなきゃいけないことがたまっているのですが。
でも、今日だけはこれを書かせてください。
この案件、メチャクチャ炎上しました。
検索してもらえばたくさんの記事がヒットします。
とりあえず、昔から2ちゃんねるにお世話になっている僕は、ひろゆき氏の記事でもリンクしておきますかね。
▶ひろゆき「炎上させても“誰得?”なのに」――大阪市の“無償で協力募集に非難の声”を不思議に思う
この問題についての経緯などを知りたい方は、下記リンク先を見れば大体わかると思います。
▶「大阪市:平成29年度小学校段階からのプログラミング教育の推進に当たり協力事業者を募集」についてICT戦略室と教育委員会の見解
上記見てもらえればわかるのですが、僕が叩かれまくってます。
まず最初に言いたいのは、
「僕が作った企画じゃないですよ!?」
というところですね。
正直、教育委員会が最初に出した募集文が諸悪の根源でした。
これは後に訂正されましたが、これのおかげで誤解が広がりまくって、今も一部では拭えていません。
が、僕も大阪市会議員として、説明責任があると考えました。
誤解を解くために袋叩きを覚悟で説明しに行くことだってありました。
論点はひとつ。
※周辺自治体も同じ状況
・だから、なにもしない
のか
・それでも、なにか模索する
のか
それだけです。
大阪市教育委員会は、「予算が出ないからってなにもしないというのはダメだ」ということで、模索したわけです。
ここが論点。
「予算がないなら、なにもするな!」が、最も的確な批判です。
ただし、僕としては「予算がない中で模索する」という行動を取った大阪市教育委員会を褒めたいと思うんですね。
「なにもしない」は行政としては多くの場合正解なのかもしれませんが、僕はチャレンジを評価する人間でありたいし、それが評価される世の中であってほしいと思います。
※ただ、チャレンジといっても内容にもよるだろ!という声も、もちろん理解しています。
今回、大阪市教育委員会は
・予算(貨幣)を出すことはできない。
・しかし、教育現場を提供することができる。
この、「教育現場」にメリットを感じてもらえる事業者はいないだろうか?
という視点で動きました。
具体的には、2020年の小学生向けプログラミング教育の実施を見据えて、教材を開発したい会社などを想定したわけです。
この想定自体も、僕は納得できました。
たとえ、貨幣という対価がなくても、メリットを感じてもらえるのではないかと。
決して、プログラミングを教えてくれる教師を募集していたわけではないのです。
このへんも、誤解があったように感じています。
もしも募集した結果、手を挙げてくれる事業者が0社だった場合は、またアプローチを考えていくというのが当時の大阪市教育委員会の見解。
僕は、それを是認しました。だから、推移を見守っていくことを決めた。
これに対する批判もたくさんありましたが、その行動をもって
「仕事をしていない」
と批判をされたのは、頭にきました。
「予算をつけるために動くのが議員の仕事だろう」
というような言われ方もしました。
そもそもの前提を無視されては議論にならないわけです。
予算はつかないの!
その中で、なにもしないのか、なにかを模索するのかの話をしていたのです。
[追記]
上記言葉に対する説明が足りていないという指摘がありましたので、補足記事を書きました。
▶予算をつける権限なんて、地方議員は持ってませんよ
ふぅ・・・。
まぁ、それで、昨日結果が出たんですよ。
14社が決定。
本当に、本当にありがとうございました。
こんなに世間で炎上していたけど、それでもちゃんと内容を理解してくださって、協力を申し出てくださった企業がこんなにもあった。
僕は感動で涙が出そうでした。
ただ、ここからが本当に大切。
ここからが本番です!
大阪市の小学生にとって、良い影響をもたらすことができますように。
引き続き、内容もチェックしていきます。