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自分が出ない選挙戦を終えて


本当は選挙戦が始まったら、争点関係や相手方の主張への反論なども含めてしっかりブログを書きたかったのですが、忙しすぎて無理でした。
※その分、自分が入っていた北区の高山みか陣営での街頭演説で、たくさん話しました。

結果を総括

さて、結果としては知事選では史上最高得票での圧勝。
市長選でもダブルスコア以上の圧勝。
府議会、市会共に過半数を達成。
完全勝利と言って差し支えのない結果となりました。

よく頑張った、現職のみなさん

党として新人候補の応援を手厚くするのは当たり前です。
だからこそ、現職議員は歯を食いしばって頑張りました。
ほとんどの現職議員は、文句を言わずにひたすら頑張ったはずです。
そして、しっかりと結果を出しました。
改めてリスペクトです。

で、今から書くことは、別に書かなくてもいいというか、書いても僕自身になんのメリットもないし、むしろ「なんやねんお前」と言われるリスクを抱えるだけの文章で、賢い人なら絶対に書かないのですが、僕もこれからは民間人ということなのでご容赦いただければということで、書きます。

あえて言わせてもらいます Part1

特に市会は、今後議員定数削減となります。
誰が残り、誰が引くのか。そういった話になっていきます。

基本的には「議員にしがみつかない」という価値観で運営されている維新の会です。
この1期限りで、という気持ちで選挙を戦った候補者も多いことでしょう。
だからこそ、今なら内部のこともよくわかる僕が、ハッキリと申し上げます。

今回、新人に混ざって重点候補となりVIP応援対象になった現職議員は、次回公認されるべきではありません。
薄々、自分でもそれは覚悟しているはずです。

維新の会は、頑張った者が報われる社会を目指しているはず。
「頑張らないほうがVIP応援を貰える」という状況を作ってはいけないのです。

あえて言わせてもらいます Part2

今回、一部のボランティアの方々が新人を熱心に応援されたこと自体はありがたい話です。
しかし、いきすぎた発言等は決して見ていて気持ちの良いものではありませんでした。

もちろん、各地での各現職議員の活動については、僕よりも地元の方のほうが良く知っているとは思います。
ですが、あえて名前を出しますが「藤田あきら」について。
彼は、他のどの議員も出来ないレベルで、とんでもない量のタスクを消化しています。
維新の会が、吉村横山が政策本位で戦えている背景には、確実に「藤田あきら」の働きがあるのです。

そもそも、今回の選挙で最優先すべきミッションは?
・横山候補の勝利
・大阪市会での過半数確保
この2つだったはずです。

市長選において、どういうことをどのように訴えていくべきなのか。
そういったことを整理していく能力は吉村横山にも当然あって2人とも超優秀なのですが、その2人を支える少数精鋭の1人が藤田あきらです。
藤田あきらがちゃんと働いているから、吉村横山も安心して選挙を戦えるのです。
そこは、知らない人には是非知ってもらいたいです。

また、大阪市会での過半数確保に関して、
誰もが冷静に考えればわかりますが、港区の2の2は他の区と比べて非常に厳しい戦いですから、選対本部は他の選挙区での勝利数で過半数確保を計算していたはずです。
※実際に港区では1人しか当選できなかった(残念です)けど、過半数確保に至りました。

目の前の港区の数千票の上積みを目指すのも重要で、もちろんそれを否定しません。
しかし、例えば相手方の主張に対する反論であったり、こちらが打ち出すべき主張だったり、そういうものを作り出す工場がストップしてしまうと、市内全体で万票単位を失うことだってあるし、その逆もあります。

そういう重要な仕事をしている1人が藤田あきらであり、その藤田あきらを必要以上に叩くことは、維新全体にとって良いことだとは思えませんので、あえて書きました。

あえて言わせてもらいます Part3

「そういう重要な仕事があるのはわかった、でもそれは選挙を抱える人間じゃなくて、違う人間に任せればいい」という声が聞こえたような気がします。

そこはたしかに今後の維新にとって重要な課題です。
でも、藤田あきら以上の人間は、そういないのも事実なのです。

だからこそ今回からは衛星市のメンバーにも協力いただいて、藤田あきらがやってたような仕事を補完していきました。
ちなみにそのチームのリーダーに指名されたのが僕でした。

僕は去る人間として、次の維新につながるようにと思って、指名されたリーダーは自分だけど、現場のリーダーは衛星市の議員にお願いしました。
当然、大阪府の議論の中身は大阪府議、大阪市の議論の中身は大阪市議が対応しなければいけない部分はたくさんありました。
しかしながら、うまく衛星市のメンバーも全面的に協力してくれて、次につながるような動きになったのではないかと思っています。

で、これは言っておきたいのですが、こういう仕事をしても、党からお金がもらえるわけではありません。
むしろ、会議の移動コストや時間を消費しながらやっているのです。
そして、やればやるほど仕事が山のように降ってくる。

そんな中で、都構想に負けた後もしっかりと前を向いて、今回の選挙でもVIP入りナシでしっかり勝った藤田あきらを、もっと大切にしてあげてほしいです。
※僕は都構想に負けた後に前を向いた藤田あきらを見て、「えらいな、俺にはもう無理やな」と思いました。

さいごに

なんか最後のほうは僕からの藤田あきらに対する愛をひたすら表明した感じになりましたが、選対やりながらちゃんと府議も2人目の市議も通した岡崎さんも本当にすごいし、みんなそれぞれ、自分の選挙だけではないものを抱えながら外からは見えない仕事を頑張ってたりします。

僕も、さっき書いたチームの仕事をしすぎて、妻の選挙の手伝いがあまり出来ない時期がありました。
でも、全体最適のために優先順位が高いのであれば、そっちを頑張るのもまた、維新だと思うんです。
もちろんそれには「もっとこっちをやれ」という声とのジレンマがありますし、ご理解いただくのは難しいというのもわかります。

僕のように「さっさと民間人になっちゃおう」と去る者もいれば、歯を食いしばって前を向く者もいます。
僕は去るからこそ、前を向いた本物の人物は応援したい。

藤田あきらも、「地元の活動が足りない」という今回出ていた声に対しては当然向き合うと思いますし、それができるような体制を維新全体として作っていくことも大事。
これから、そうなっていくと思います。