市長選が告示されました。
先んじて告示されていた知事選において、反維新サイドの知事候補が配布しているビラをSNSで見かけたので吟味していたのですが、元副知事だというのに無責任ではないか?と感じます。
学校給食の無償化?
どんな主張をしているのか確認すると、
・都構想の初期コストが1500億円(違うのですが…!)
・それを子どもたちの未来のために使います!
・「学校給食の無償化」
という感じです。
まず、討論番組で吉村知事候補から論破されていた通り、どうやら【15年間のランニングコストも含めて】1500億円と主張されているようです。いやいや、ランニングコスト含めたら初期コストって言わないでしょ…元副知事ともあろう方が、残念です。
更に、公約に掲げられている学校給食の無償化に必要な予算は年間約300億円と言われています。先述した都構想の批判で使っている15年間のランニングコストで考えれば4500億円ということになるのですが、一体どうやってその財源を捻出するおつもりなのでしょうか。
吉村洋文知事候補のツイート
給食費無償化は共産党の主張だよ。ちょっとひどい。財源論を無視。年300億の巨額財源どうするの?橋下知事時代に始めた高校私学無償化に否定的だったと聞いてるので、これをやめるのかな。私学無償化は年200億円。これを辞めてもあと100億円も足りないよ。https://t.co/hP000q1Np4 @YahooNewsTopics
— 吉村洋文(前大阪市長) (@hiroyoshimura) 2019年3月17日
Twitterでわかりやすい画像があったので紹介
なんだ・・
大阪「都構想」にかかるお金って、そんなメッチャ高くないやん😳。
てか、
スゴい金額でめちゃめちゃ高いのは、都構想が3回も出来る4500億円というコストの「反維新の公約」の方やんか😱。#大阪都構想 #都構想 #大阪市長選挙 #大阪府知事選 #大阪ダブル選 #大阪ダブル選挙 #大阪W選 pic.twitter.com/2WxbQdMdvG
— SEE"-YOU (@kazeosasu) 2019年3月23日
そもそも自民党は「愛情弁当派」
元副知事を推薦している自民党は「愛情弁当派」で、中学校への学校給食導入に散々文句をつけてきたことも忘れてはいけません。
全国で出来ていたことが大阪で出来ていなかった。「愛情弁当」と言い訳しながら財源を確保できなかった大阪でした。しかし、
「市長が変われば大阪が変わる」
維新の橋下・吉村市長の二期で財源を確保し、来年の二学期には大阪市内全ての 中学校で学校調理形式の温かい給食が実現します。 https://t.co/4l7tewwWOi
— 西淀tokuda 🌻 (@ishin_tokuda) 2018年4月5日
温かい給食の実現は吉村知事候補が前回市長選に立候補した際に掲げた公約でした。色んな批判を浴びながらも、子どもたちのためを思って中学校の学校給食を導入したのは大阪維新の会です。自民党は今回も愛情弁当に戻したいと主張するのかと思っていたら、真逆の方向性でした。給食を推進する姿勢になったこと自体は評価しますが、元副知事ともあろう方ですから財源論をしっかり語ってもらわなければいけませんね。