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【連載:2019大阪春の陣(5)】市長選、告示。学校給食無償化の財源は?


市長選が告示されました。

先んじて告示されていた知事選において、反維新サイドの知事候補が配布しているビラをSNSで見かけたので吟味していたのですが、元副知事だというのに無責任ではないか?と感じます。

学校給食の無償化?

どんな主張をしているのか確認すると、
・都構想の初期コストが1500億円(違うのですが…!)
・それを子どもたちの未来のために使います!
・「学校給食の無償化」
という感じです。

まず、討論番組で吉村知事候補から論破されていた通り、どうやら【15年間のランニングコストも含めて】1500億円と主張されているようです。いやいや、ランニングコスト含めたら初期コストって言わないでしょ…元副知事ともあろう方が、残念です。

更に、公約に掲げられている学校給食の無償化に必要な予算は年間約300億円と言われています。先述した都構想の批判で使っている15年間のランニングコストで考えれば4500億円ということになるのですが、一体どうやってその財源を捻出するおつもりなのでしょうか。

吉村洋文知事候補のツイート

Twitterでわかりやすい画像があったので紹介

そもそも自民党は「愛情弁当派」

元副知事を推薦している自民党は「愛情弁当派」で、中学校への学校給食導入に散々文句をつけてきたことも忘れてはいけません。

温かい給食の実現は吉村知事候補が前回市長選に立候補した際に掲げた公約でした。色んな批判を浴びながらも、子どもたちのためを思って中学校の学校給食を導入したのは大阪維新の会です。自民党は今回も愛情弁当に戻したいと主張するのかと思っていたら、真逆の方向性でした。給食を推進する姿勢になったこと自体は評価しますが、元副知事ともあろう方ですから財源論をしっかり語ってもらわなければいけませんね。