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代表選候補者について、個人的な人物評価も表明しておきます


代表選について、連日記事を書きました。
維新代表選について、離れることを決意した人間が思うこと
足立候補の異議申立書に、選管がどう対応するのか注目しています

そこではそれぞれ、
・僕は人物ではなく公約を支持する
・最終的に誰を支持するかに関わらず、違反行為への徹底調査は必要、場合によっては無効も本気で検討すべき
と表明しました。

(意図したわけではないのですが)結果的に、
1本目の記事では(現時点での各候補者の公約的には)梅村候補に、
2本目の記事では足立候補と梅村候補に
それぞれ追い風を送るような内容になっていると思います。

これをもって「杉山は馬場さんが嫌なんだろうな」と思われるのは本意ではないため、あえて人物評価を表明することで(結果的に)バランスを取りたいと思います。

人物評価について

大前提、3名全ての候補者に等しく、立候補したことへのリスペクトを持っています。
ですから、見方によっては上から目線に見えるような人物評価を表明することは、大変おこがましい行為ではあると思います。
しかし、「立候補者の情報なんて、一般党員にはよくわからない」という声があがっていることもまた事実です。

1人の特別党員として、上から目線を極力排し、個人的な人物評価を表明したいと思います。

足立候補

個人的には仲良くさせていただいているつもりです。

住民投票時、維新のネット番組(生放送)で吉村さんが都構想を解説する回(僕が補足説明をしていく回)が終わった直後、「杉山さん、今夜のYouTube、最高の内容でした。これだけ大事だけど一般には理解されてないテーマをぶち込んだセッション、無かったんじゃないかなあ」というようなメッセージを届けてくれました。

足立さんは、本当に真剣に都構想実現のために頭を回転させてくださっていたんだなと、これだけでもよくわかるやり取りだと思います。非常に強い味方で、心強い存在。そして多くの方がわかっている通り、足立さんの政策立案能力や討論力は突出して高いレベルにあります。

ただ、苦言を呈したい部分もあります。
それは、「言わなくていいことを言いまくる」という点です。

いや、そりゃ僕もそういう失敗をしたことはありますし、どちらかと言えばそっちのタイプに分類されると思います。
ですが、足立さんの場合はあまりにも日常的で、本気で改善する気もあるとは思えません。
そこが魅力だと捉える人もいると思いますが、政権を目指す国政政党の代表に据えるにはリスクが高すぎる…

実際、そこさえなければ代表に推しても良い!という人は、わんさかいると思います。

それが、僕の現時点における足立さんに対する人物評価です。

梅村候補

個人的には仲良くさせていただいているつもりです。

物理的に事務所の位置がとても近く、共に活動をすることが必然的に多いため住民投票時は事務所スタッフの方々も含めて本当にお世話になりました。

わからないことをわからないと認め、学んでいこうとする姿勢は素晴らしいと思います。
フリーでアナウンサーをされていた経験が、街頭演説等でも良い方向に発揮されているとも思います。
今回掲げられた多選禁止公約も、僕が求める水準とは若干乖離があるものの、大まかな方向性としては支持できます。

ただ、梅村さんにも苦言を呈したい部分はあります。
それは、「仲間の作り方」です。

大前提、梅村さんは大阪選挙区で選出されている参議院議員です。
本人も認める通り、完全に大阪維新の会の看板のみで当選した立場です。
であるならば、もっと積極的に大阪府内の仲間と密接な関係を構築していかなければいけません。それが全然足りていないと思います。

だから誤解されている部分を払拭してくれる仲間が少ないし、改善点を指摘してもらえる機会も少ない。
「仲間を作って物事を動かしていく」というのは、政治の世界でも民間の世界でも共通して必要なことだと思います。
僕も人のことを言えるような立場じゃないんですが、そういう部分がもっとあれば、梅村さんを応援したい人ももっと多かったんじゃないかと思います。

それが、僕の現時点における梅村さんに対する人物評価です。

馬場候補

個人的には仲良く…などとは、おこがましくて言えない存在ではあります。

見た目とかで、「怖い」というイメージを持つ方もたくさんいらっしゃると思います。
ですが、僕は馬場さんのことを政治家としてめちゃくちゃ尊敬しています。

僕は昔、(本当に生意気ですが)どうしても強い想いがあって、馬場さんに対してケンカを売るようなことをしたことがあります。
その後、別件で馬場さんと食事を共にする機会があって、「行くの怖ぇ」と思ってたんですが、笑顔で優しく接していただけました。
「あの時、杉山ちゃんならどうしてた?」と問われた時、周りに人もいたので面と向かってハッキリ言いたかったことを言えなかった自分がいて、そこは今も後悔しています。
またいつか、周りに誰もいない環境で1対1で話せる機会があったら、その時の答えを言いたいなと思っています。
このエピソードからもわかる通り、「戦いが終わったらノーサイド」にできる人です。そこが本当に素晴らしくて人として尊敬に値するポイントです。

また、某自民議員が「馬場さんのことは、今も尊敬してる」という感じのことを言ってたのも強烈な印象です。
大阪においてはバチバチの対立関係であるはずなのに、そう言わせる馬場さんの凄さを感じたエピソードです。

なので、巷では出来レースとか揶揄されたりしますが、人物的には馬場さんがふさわしいのは疑いようのない事実です。
300名を超える特別党員が推薦人になったのも頷けます。

共同代表としての党運営も、若手の党三役を押し上げていくこれまでにない新しいスタンス、素晴らしいです。
ただ、1本目の記事に書いた通り、「首長奪取戦略」については疑問もあります。
僕としては、馬場候補が明確な「首長奪取戦略」を掲げたら、実質終戦だと思っています。

しかし、1本目の記事に書いた通り、合理的な「首長奪取戦略」を考えれば考えるほど、多選国会議員の活用・人材流動化に行き着くと思います。
馬場候補は、自らが「多選国会議員」でもあり、周囲の側近と言える仲間も同じく「多選国会議員」です。

維新国会議員の身を切る改革。ここに馬場候補がメスを入れることができるのかどうかが、実は僕の中で最も注目すべき代表選の争点です。

最後に

これまで、本当に生意気だなと自分でも思いますが、「維新とはこうあるべきではないか」という視点で、維新のため、(維新は日本にとって絶対必要な勢力なので)国益のため、強い想いをたくさんの人にぶつけてきました。

実質的に、特定の誰かにケンカを売っているような内容も含まれていたと思います。
今回の内容も、見方によってはそうなっているかもしれません。

しかし、既に表明している通り、維新のことを心から愛しているからこその行動です。
「辞めると決意してるから無敵なんだろう」と思う人がいるかもしれませんが、僕は最初から「一生やるつもり」ではなかったのです。だから、今回だけでなく過去にも捨て身で行動しています。

過去の行動は、あくまで表に出さず、組織内部でやりました。
今回は代表選という特殊状況であったため、表に出した次第です。

 

今回の僕の3本の記事を見て、「やりやがったな」と思った先輩方、最後まで暴れてすみませんでした。
こんな僕なのに、最終的にはノーサイドで優しく接してくださる先輩方の胆力、いつも尊敬しています。

また、僕の記事に賛同してくださる熱心な維新支持者も事実いらっしゃいます。
「こんなことを考えている人間も、維新にはいるんだ」と伝えることは、決して維新にとってマイナスではないと僕は思います。
今回の代表選の結果がどうなったとしても、愛する維新が維新らしく飛躍していくことを心から願い、一連の投稿の最終稿としたいと思います。